デスクトップPCをワイヤレススピーカーとして使う
ども、BobbyQuineです。Sonyのワイヤレススピーカーって便利ですよね。アナログ入力、Bluetooth、Wi-fiと3種類の入力方法が使えるスピーカーが家にあります。でもこれ、親父の私物なんですよね。自室におんなじようなのが欲しいなー、ということで例のデスクトップPCをちょいと弄って使えるようにしてみました。
この記事にあることを真似するときは自己責任でお願いします。
参考にしたページ↓↓
http://d.hatena.ne.jp/penkoba/20130809/1376064438
https://www.alprovs.com/wordpress/?p=439
環境と動機
まず私の今回の環境について説明しときます。メインで使っているのがPanasonicのCF-S9というノートPC。もう一つ自室には超低スペのデスクトップPCがあり、そいつにはそこそこ音の良いUSBスピーカーが繋がっています。どちらもOSはArch Linuxでalsa関係とpulseaudioはインストールされています。自室にいるときはこのUSBスピーカーを使いたいけどわざわざケーブルを指し直すのも面倒なので内線LANで音声を飛ばしちゃおうという計画。それに加えてすぐにローカルの音声出力に切り替えられることも条件として入れておきたい。んじゃ。
デスクトップ(スピーカー)側の設定
まず、paprefsというパッケージをインストール。
$ sudo pacman -S paprefs
次に/etc/pulse/default.paを~/.pulse/にコピーするこのとき.pulseディレクトリが存在しなかったら作る。
$ cp /etc/pulse/default.pa ~/.pulse
今度はこのコピーした~/.pulse/default.paを編集。
中のに " #load-module module-native-protocol-tcp "って行があるのでコメントアウトを外して
load-module module-native-protocol-tcp auth-anonymous=1
と書く。ノートPC側のローカルIPが固定ならこのノートPCだけ接続可能とかもできるのだけれど、我が家は固定IPにはなってないので。
で、そしたら
$ pulseaudio -k
$ pulseaudio -D
とpulseaudioを再起動。ついでにifconfigでデスクトップPCのローカルIPアドレスを調べとく。
ノートPC側の設定
こっちもpaprefsをいれます。
$ sudo pacman -S paprefs
$ pulseaudio -D
でpulseaudioを走らせて
$ export PULSE_SERVER=192.168.1.26
と環境変数を弄ってやって完成。このときのIPアドレスは自分の環境のやつを使ってください。
試しに動画を再生
ノートPCのTerminal上で先の環境変数を弄ったあとそのTerminal上でvlcコマンドで動画を再生すれば音はデスクトップPCから流れた。成功。なお、この環境変数を弄ったのとは別のTerminalからvlcを立ち上げるとノートPCから直接音が出る。これは便利だわ。
以上、デスクトップPCをワイヤレススピーカー化したお話でした。